元施設長の徒然日記

特養施設長経験者が語る徒然な日記

特養に入るまで②

前回に続いて、特養に入るまでの流れを説明していきます。

 

①申し込み

②面談

③契約

④入居日を決める

⑤入居

 

前回は②の面談まで説明したので、今回は③の「契約」から説明していきます。

 

まず、申し込みをしている特養から入居できると連絡が入り、申し込み者(家族)も入居したいと意思表示をすると、契約日時を決めます。日時を決める時は、申し込み者の都合を優先してくれるところが多いですね。

 

さて、契約日時が決まったら特養に行きます。特養の職員は契約の内容を説明し、家族から契約内容に同意しました、というための署名・捺印を求めます。

「特養に入る時に、そんなこと聞いてなかった!」と家族に言われたら、トラブルにつながってしまうのでね(苦笑)

 

私が家族に説明する時は「事故発生時について」「病院受診が必要になった時」「利用料の支払い」について、特に丁寧に説明していました。家族とトラブルにつながりやすいものなので、事前に防げるものは防ごうと努力してました(苦笑)

 

契約内容はどこの施設も、あまり大きく変わりませんが、わからないことはどんどん聞きましょう(^ ^)

・・・説明されてもよくわからない、という方も多いと思いますが(苦笑)

 

次に④の「入居日を決める」ですが、だいたい③の契約の時に話がでます。

 

ちなみに私がいた特養は、できるだけ平日に入居してもらうようお願いしていました。というのも、生活場所が変わると体調を崩す高齢の方が多いんです。日曜や祝日に入居し、体調を崩してしまうと主治医に診てもらったり、病院に受診ができないからです。

 

入居日については、家族や特養の都合など調整が必要だったり、特養によっては明日入居してください、なんてとこもあるので事前に確認が

必要かもしれませんね。

 

最後に⑤「入居」です。

 

①から④までの手続きがうまく終わっていれば、何も問題ないかと思います。家族によっては「後は全ておまかせします」と特養に丸投げする人もいますが、入居したご本人のためには、特養の職員と協力することも必要です。特養の職員も家族の協力を求めてるので、共に手を取り合っていって下さい。