元施設長の徒然日記

特養施設長経験者が語る徒然な日記

特養に入った後は?

前回は特養に入るまでの流れを説明しましたが、今回は特養に入った後の話をしていきます。

 

特養に入った後、家族は何をすればよいでしょうか。

 

何もしなくていいんです(笑)

 

・・・何もしなくていいというのは言い過ぎですね(苦笑)

 

特養が家族にお願いすることはいくつかあります。

  • 受診の付添など、医療関係
  • 保険証など、書類関係
  • 日用品などの購入関係

 

まず医療関係についてですが、特養に入居した方(父親、母親等)が熱を出したとします。特養には嘱託医がいるので、基本的に嘱託医が対応してくれますが、急な高熱が出た場合などは、外部の医療機関を受診することになります。その受診の付添などをお願いします。仕事などで付添ができないときは、特養の職員が行ったりもします。ただ、受診の付添の対応については施設によって違うので、契約時に確認が必要です。

 

次に書類関係ですが、特養に入居した方はそれぞれ介護保険証や負担割合証があります。入居の際に、保険証関係を預からせてもらうのですが、保険証関係は全て有効期限があります。期限が切れる前に、新しい物を持ってきてもらうようお願いしています。

 

最後に日用品などの購入についてですが、特養に入居した後も毎日の歯磨きに使う歯ブラシや、自分の部屋で使うティッシュは家族に用意してもらいます。また、入居している方が御飯を食べる時はふりかけをかけたい、などの要望があれば家族に用意してもらいます。日常において使っているものが無くなったりした時に、買ってきてもらうお願いをします。

ただし、特養によっては職員が購入しているところもあります。その辺りは申し込みのタイミングや、契約の時に確認しといた方がいいかもしれませんね。

 

ちなみに、入居した後の様子に全く興味がないという方は、面会しに行かなくても大丈夫です。私の経験で、入居してからお亡くなりになり退居する約3年間一度も家族の面会がなかった方がいました(苦笑)

配偶者が入居して、毎日様子を見に面会に行く人もいれば、全然面会に来ない方もいる。

 

 

世の中にはいろいろな家族がいますね( ̄∀ ̄)